
先日、野外活動センターのスタッフが場内で
ちょっと変わった種を拾ってきてくれました。
早朝に降った小雨で濡れていた白く長い綿毛
(「種髪(シュハツ)」というらしいです)に
種ついた3cmほどの物です。
この種 調べてみると
日本原産の「テイカカズラ(定家葛)」の種でした。

「種髪」は「たんぽぽ」の綿毛のように開きました。
種子を遠くまで飛ばして子孫を広げる仕組みです。
「カズラ(葛)」は「つる(蔓)性」の植物を差します。
つる性植物を目標に近くを探してみることにしました。

すぐ近くの杉にびっしりと幹を「蔓」が覆っている樹が
ありましたが、「テイカカズラ」とは別の植物でした。
「木蔦(キツタ)」。別名「冬蔦(フユツタ)」と呼ばれる植物です。
この「木蔦」は日本の在来種の「アイビー(=ツタの英語名)」。
園芸店やホームセンターで販売されているヨーロッパ原産の
鑑賞用「セイヨウキツタ」(=「アイビー(ヘデラ)」と近い植物です。
茎(クキ)から出た無数の根でびっしりと幹を覆う様は圧巻です。
あらためて肝心な「テイカカズラ(定家葛)」を探します。

「テイカカズラ」見つけました。
すっかり葉を落とした樹々の幹に、
茎をのばし緑の葉をパラパラとつけています。
樹の幹に気根(きこん)と呼ばれる根でしがみ付き這い登る
「常緑つる性低木」です。
葉っぱを落とした冬の樹々、いろいろ面白い発見があります。
野外活動センターの「遊歩道」に散策にいらっしゃいませんか?