「一雨一度(ひとあめいちど)」という秋の季節を表す言葉があります。
秋になると一雨毎に気温が下がってくることを表す言葉です。
9月は30℃を超える日が続きましたが、10月に入って日中の最高気温が
30℃を下回るようになり、やっと秋風を肌で感じられるようになりました。

野外活動センターの四季の大切な行事の一つが
天然芝の「多目的グラウンド」の「冬芝」の種蒔き作業です。

「夏芝」は寒さが厳しくなると、根が「休眠」して「越冬」します。
「夏芝」だけだと冬のグラウンドは枯れた状態になってしまいます。
冬の間も綺麗な「緑」の芝生をキープするために冬でも緑の葉を茂らせる
寒さに強い「冬芝」の種を例年10月初旬に撒きます。
この作業を「オーバーシード」といいます。

今年は10月1日に種まきをして、 2日に種を安定させる為の砂撒きをしました。

種と砂を馴染ませて、散水し発芽を促します。

種蒔き後の3日、4日は恵みの雨。その後の晴天時はスプリンクラーで散水です。

発芽し種蒔きから10日ほどで冬芝の芽が成長し緑が安定してきました。

「夏芝」と「冬芝」が混在しているグラウンドですが10月は
「冬芝」がしっかり根を張るまでの「養生期間」です。
この間のグラウンド利用はできませんが11月には天然芝の上で
スポーツを思いっきり楽しんでもらいたいと願っています。